家づくりの最強パートナーはどのように選べば
良いのでしょうか
いざ、設計事務所を選びましょう!と言っても、どう探せばよいのか分からない、という方が多いと思います。知り合いに設計事務所と関係がある方や予め「ココにする」と決めている場合以外、一番手っ取り早いのは「本」「雑誌」を見ることです。書店に行くと、設計事務所を紹介した本・書籍が多々あるはずです。
そこで時間が許す限りたくさんの家づくり本や建築関係の雑誌・書籍を見てみましょう。様々な家を見ることで自身のイメージ固めにも繋がりますし、それぞれの家の良い点やそうでない点も見つかるでしょう。様々な知識をつけ、楽しみながら本を見ていってみましょう。そして気持ちの準備(この時点で家の完成に関わる具体的な要望等がまとまればベストですが必須ではありません。)が十分に出来たら建築設計事務所の設計士とアポイントメントを取りましょう。
この「本・雑誌を見る」⇒「アポを取る」という流れの中で設計事務所選びに重要となるポイントがあります。それは以下の四点です。
< 設計事務所選びで見るべきポイント >
- 1.設計事務所の作品を気に入るかどうか
- 2.コストが想定通りかどうか
- 3.設計事務所の所在地が遠すぎないこと
- 4.設計士の人柄に触れる
本や雑誌から設計事務所を探してみる
1.設計事務所の作品を気に入るかどうか
これは当たり前と言えば当たり前の話です。設計事務所ならどんなところでも良いという訳はなく、自分や家族が住みたいと思える家かどうかがカギとなります。それはほとんどの場合、一生を過ごすことになる住宅は見た目や雰囲気、デザインが気に入るかどうかも非常に重要な要素だからです。ただ、雑誌に掲載されて紹介している住宅について、その設計事務所が本当に得意としているかは別の可能性もありますが、一般的に掲載した住宅はその事務所の「目玉」的な作品であることが多いため、そのためにも雑誌や書籍を見ることをお勧めします。
2.コストが想定通りかどうか
コストを抑えながら高品質の家を建てるため
に「設計事務所」選びは最重要!
建てたい家が決まっても当然ながら無料では建てることは出来ません。そこで紹介されている物件の坪単価を算出してみましょう。それが想定通りもしくは予定している費用の範囲内に「なんとなく」収まりそうかを見てください。
充実した住宅・設備であるほどコストはかかるため一概に範囲内に収まらないとダメ!という訳ではありませんが、余りにも想定する単価と異なっている場合にはその設計事務所に依頼することは難しいかも知れません。
気になった設計事務所があれば、過去に建築した住宅の大体の「坪単価」をたずねてみてください。又、自分の想定する予算や逆算した坪単価等も伝えた上で依頼できるかどうかを見極めていきましょう。このあたりの内容については次ページの「トータルコスト・総予算の算出」でも詳しく述べていますので参考にしてみてください。
3.設計事務所の所在地が遠すぎないこと
設計事務所と契約を結ぶと、毎週もしくはそれに相当する程度の打ち合わせを行うことになります。そこで問題となるのが「距離」です。打ち合わせは通常顔を合わせて行うことが基本であるため、その都度何時間もかけて移動するのは大変な手間となります。遠くとも片道1時間程度までの距離に所在地があるような設計事務所を選ぶことをお勧めしますが、「1.」や「2.」に比較して優先順位は低くなります。どうしても設計事務所の建てた作品が気に入った場合については、移動コストが多くかかることも許容する必要があるかも知れません。
最近では、メールやWEBを利用したやり取りを密接にした、施主と設計事務所との「遠距離」での調整も多くなってきています。利用できるツールは積極的に利用することも視野に入れつつ設計事務所を選ぶようにしていけるといいでしょう。
4.設計士の人柄に触れる
ここまでは「現実性」や「実現性」にクローズアップした視点での建築設計事務所選びを見てきましたが、ここではある意味最重要とも言える、設計士の人柄について見てみることにしましょう。
ここではもちろん、設計事務所とコンタクトを取った後のことを述べています。その際には、建築設計事務所の設計士と会って話をする機会が生まれるでしょう。そこで「どんな家が建てたいのか」「予算的に大丈夫そうか」という話をもちろんすると同時に「信頼できる[人][会社]」であるかどうかも感じてみてください。
この人、この会社に任せればきっと良いだろうと思えるような設計士との出会いが非常に重要。大げさな話ではなく、この先の人生、楽しいマイホームライフを送れるかどうかの大きなポイントとなってくることでしょう。
この人、この会社に任せればきっと良いだろうと思えるような設計士との出会いが非常に重要。大げさな話ではなく、この先の人生、楽しいマイホームライフを送れるかどうかの大きなポイントとなってくることでしょう。