住宅建築用の土地を予め入手するのは相当の
リスクがあります
ここでは予め住宅を建築するための土地を所有していない方のために話を進めていきたいと思います。既に土地を持っている場合、建設する場所が決まっている場合についてはこれから述べる内容には当てはまらないことを予めお断りさせて頂きます。
では早速本題に入りましょう。「設計事務所に住宅設計を依頼する」ことを決めたら次はどうすれば良いのでしょうか?実は設計事務所に依頼することに決めた場合、建売住宅や建築条件付きの土地を販売しているハウスメーカーと比較し、この「土地探し」が最初の難関になります。とは言っても、自分たちが住む場所を決める訳ですから当たり前の苦労と言えばそうなりますが、建売住宅や(土地付きで住宅建築を行う)ハウスメーカーの場合既に土地が「決まっている」状態で契約を結ぶため、「土地探し」というステップが一つ省ける訳です。しかし捉えようによっては「本当に住みたい場所」を探せるチャンスでもあるのが「土地探し」のステップ、楽しみながらも慎重に進めていきましょう。
住みたい地域をある程度絞りこむ
通勤や通学を考えた場合や、生まれ育った地域など、住宅を建築する場所の希望はそれぞれですが土地探しは大体「この辺り」と言った当たりを付けてから探すケースが多いでしょう。それらの地域が「ある程度」絞り込めているなら土地探しを始めるスタートラインに立ったと考えて頂いても結構です。
1.希望地域の土地物件を「図面」から検討する
まず始めに希望地域の不動産情報に注目しましょう。見るべきポイントはいろいろありますが、いきなり「決める!」感覚ではなく「把握する」ことを念頭に置いて土地の情報を集めます。では「把握する」とは具体的にはどういうことなのでしょう?
【 土地探しで最初に検討するポイント 】
- 1).通勤や通学に便利な場所であること
- 2).価格が妥当であること
- 3).広さが適切であること
最初に検討するポイントとして、大まかには上に挙げたようなことから土地を探し始めるのが一般的でしょう。これらの内容はよく見れば当たり前のことばかりですが、次のページから詳しく見ていこうと思います。