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コスト思考で住宅設計



 
 

コストを押さえる考え方


 3.装備のグレードダウン
 コストダウンで重要なポイントの一つとして、装備・設備のグレードダウンがあります。この手法はコストダウンを考えた場合、最も簡単に「他への影響」を抑えながら実現できるため、コストダウンを実現する上ではいろんな箇所に対して検討してみる価値があるでしょう。具体的には、床や壁の材質のグレードダウンです。床や壁材は面積が大きく、単価を下げると大きく全体のコストに影響してきます。
 又、設備のグレードダウンとしては食器洗い乾燥機を一つ前の型にする等も、型落ちであること以外機能面で大差が無くとも価格が抑えられるようなことも意外と多いため、検討の余地はあるでしょう。更に、設備については「不要機能の付帯」によるコスト増になっていないかも注意が必要です。「ないよりはあった方が良い」というものも確かにありますが、「必須ではない」と思われる過剰設備であれば、思い切って削減の可能性を追求してみるのも一つの手です。
 ただ、木材のグレードダウンや仕上げ材のグレードダウンは、見た目やデザインにも大きく影響する可能性も高く、コストと満足感のトレードオフとなるため「どこまでが許容範囲か」をよく考えた上での検討が必要でしょう。


 4.コストダウンできるかどうかの交渉が大切

きちんとコストダウンに向けた交渉を行うこと
 住宅のコストダウン、価格を抑えるためには「無駄を省き、性能は落とさず、コストを下げる」という考え方を様々な点に対して考えるという活動が必要です。
 そこで有効となるのは、この活動を概念的な工程として設け、設計士とともに取り組むというやり方です。これは、施主である貴方にとってももちろん重要ですが、任せている設計士に対しても「コストを抑える意思」を明確に伝えることで、協業でコストダウンに取り組むことが出来るという点で非常に重要なのです。
 通常、木材やその他材料の材質等は施主の特別な要望がない限り、新しい住宅のイメージから「設計士がある程度チョイス」した中から行い、結果としてコストが算出される訳ですが「もっと抑えたいから別の候補はないか?」等の確認が行えることももちろん、設計士が事前に「コストを下げるのに有効なチョイス」を実施してくれる可能性が高まることが有効なポイントである理由です。