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Top > 住宅取得のためのコストを抑えるポイント > ビルトイン食器洗い乾燥機のすすめ

ランニングコストを抑えるためのポイント


 
 

住宅建築コスト・費用を抑える具体的な方法


 5.ビルトイン食器洗い乾燥機で手間とコストを削減する
 住宅の取得とは、単に家を購入することではありません。快適で過ごしやすい暮らしを手に入れること、それこそが本当に良い住宅取得であると言えるでしょう。では、快適な住宅とは?と改めて聞かれると答え難いかも知れませんが、例えば家事について考えてみると「使いやすい設備・機器」で楽しく、省力化して、経済的に行うことが出来ればとても素敵なことだと思います。
 毎回の食事の食器洗いについても、新しい住宅であればこれまでの「当たり前」を変えることが出来ます。食器洗い乾燥機の導入を検討する上でよく語られる経済性についてももちろんですが、「家事を省力化することで時間を創出する」効果も見えない効果ですがとても重要です。又、経済的に優れているのはもちろん、手洗いと比較した場合シンクに食器を溜め込まないことや、食器洗い乾燥機を設置してもビルトインにすることで存在感を無くすことも可能で、新築住宅に導入・設置するうえではとても大きなメリットだと言えるでしょう。
 こ具体的にビルトイン食器洗い乾燥機と手洗いについて比較してその差を見ていきます。

ランニングコストと利便性でとても優れるのが食器洗い乾燥機
の特徴
 まず最初にランニングコスト、つまり経済性です。食器洗い乾燥機をオール電化で深夜に使用した場合、一回あたりの電気代は10円未満。水道代についても使用する水量が10リットル程度と手洗い(一般的に60リットル)と比較した場合に断然少ない量で行うことができ、一回あたりおよそ2円。断然安いコストで使用することが可能です。
 次に省力化です。これも言うまでもありませんが、食器洗い乾燥機を導入する理由の筆頭に挙げられるほど優れた省力化が図れます。何もせずに食器を食器洗い機に入れるということはもちろん出来ませんが、大きな汚れを軽く洗い流してセットするだけの手間で荒い作業が終了します。食後毎回の食器洗いの時間を短縮できることは非常に大きなメリットといっても過言ではありません。

 3つ目は仕上がり具合。これは手洗いに一歩譲ることになると思います。手で洗う分、機械には届き難い箇所も念入りに洗うことが出来る点は有利でしょう。しかし食器洗い乾燥機も手洗いには難しいくらい「高温」で食器を洗浄することから、油汚れを溶かして落とすことに優れ、殺菌性も十分。思ったように汚れが落ちていない箇所があった場合はそれだけを手洗いすれば、大した手間にもならないでしょう。
 4つ目は快適性。これはビルトイン食器洗い乾燥機を使用した場合、まず機械自体が「目立たない」ことに加え、食器もシンク周りに雑然とすることも防げます。又、手洗いをすると少なからず水が床や周囲に飛び散ってしまいますが当然それもありません。とても快適に食器洗いが可能であるといえるでしょう。
 5つ目は使用時の音です。手洗いももちろん音はしますが、食器洗い乾燥機はモーターやヒーターの動作音があるため、音は比較的大きめです。しかし最近の機種は音にもとても考慮されている機種も多く、驚くほど静音性に優れるものもあります。その場合には逆に長時間水を使い続ける手洗いよりも気にならないこともあり、とても優れています。
 最後に初期費用。もちろん手洗いの場合、導入費用は無料。とはいえ、ビルトイン食器洗い乾燥機の価格も15万円~20万円が主流であり、機能性や経済性、その他のメリットを考えた場合にそれほど高価な設備ではないと言えるでしょう。
 住宅取得目的と機能の目的が合致する食器洗い乾燥機は、忙しい主婦の味方。初期コストについても機能や利便性から考えると手が出ない価格ではもちろんありません。食器洗い乾燥機を導入して、余った時間は家族とのコミュニケーションや、ホッとするひとときに充てて頂ければそれだけでもとても楽しい時間の使い方になるのではないでしょうか?もし購入を悩んでいる方、予算が許すのであれば「設置して良かった」ときっと思って頂けると思います。
【 今回のポイント! 】
  • 食器洗い乾燥機は、時間の創出が最大のポイント
  • ランニングコストも抑えられて、賢く使うことができる
 6.外装のメンテナンス費用を削減する
 住宅は建てたからと言ってそれで終わりではありません。住宅建築から時間が経つにつれ内装、外装ともに汚れや劣化が少しずつ出てくるのは仕方のないことです。そこで大切となるのは、「定期的なメンテナンス」です。そもそも住宅は「快適に楽しく暮らす」という目的のために入手するということはこれまでにも述べてきました。ですからこの「快適に楽しく暮らす」ためにはいつまでも「塗装をきれいに保ち、腐敗・腐食を防ぐ」ことが重要になってきます。特に外壁は常に風雨に曝されていることからも傷み易く、定期的なメンテナンスは住宅を長く美しく保つためには非常に重要になってきます。
 ここではメンテナンスコストを意識して、なるべく劣化しにくく、長持ちする特に注目の住宅建築素材・外壁材を紹介させて頂きます。

< サイディング >

  • ボードの形状で下地に打ち付けるように仕上げる
  • ボードの素材は金属から木材、セラミックなど多岐に渡り選択肢も豊富
  • 低コスト

< タイル >

  • 技術の進歩により、剥離や落下等の心配がなくなり益々安定感の出てきた素材
  • 耐久性、耐火性に優れメンテナンスはほぼ不要
  • コストは比較的高い


< セラミック >

  • 特殊な加工法により、ガラスに近い表面の仕上げとなるが、
  • 耐久性、耐火性、耐水性、耐熱性と非常に優れた素材
  • メンテナンスコストが非常に安価となり採用するメリットも大
  • コストはかなり高い

< ガルバリウム鋼板 >

  • アルミニウム・亜鉛合金のめっき鋼板。
  • 非常に高い防食性を誇り、建築材料として非常に人気化
  • めっき表面を塗装することも可能で更なる耐久性能とデザイン性にも優れる
  • ステンレスと比較して非常に安価でありコスト面でも優れる


 現在の技術ではメンテナンスフリーと言われる材質、外壁材を使用した場合でも、ある程度の初期コストをかけない限り完全にメンテナンスコストを不要とするのは難しいのが実状です。その理由の大半は、紫外線です。この毎日建物に降り注ぎ続ける紫外線により、端部の防水処理を施した施工箇所が劣化し、メンテナンスフリーの外壁材といえどもある程度のメンテナンスの必要が出てくることが多いのです。しかしだからと言って「メンテナンスが必要なのは結局同じ」と考えるのは早計です。どのような素材を使用しても一定の期間でメンテナンスが必要となるのは避けがたい事実ですが、問題はその程度をいかに軽くし、素材を長持ちさせるような工夫や劣化しにくい素材を使用することで結果的にメンテナンスコストを下げることが出来れば、素材選びとしては正解であると言えるでしょう
 外壁のメンテナンスコスト、期間は一般的におよそ7~10年程度。一般的な大きさ、広さの住宅で約20万円~70万円と素材によって幅はかなり広いですが、多大なコストがかかるものもあります。住宅建築・設計時において、予めメンテナンスコストを視野に入れた上で住宅の外壁材・素材を検討しておくことは長く住まう後々まで効果の現れる、非常に価値のあることだと言えるでしょう。
【 今回のポイント! 】
  • 設計時点で将来のメンテナンスコストは確定する。デザイン性のみでなく、メンテナンスを意識した素材選びが非常に大切