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< 建築費用・コストを抑えるポイント >
住宅建築コスト・費用を抑える具体的な方法
3.外構工事を自分で行う
自分で行う外構工事には、コスト削減と工期
短縮効果も期待できる
外構工事は住宅建築費用の中でもそれなりに大きな金額を占める工事です。つまり上手に行えば、コスト削減の効果も大きいという訳です。ここでは、思い切って「外構設計~施工」までを文字通り自分でやってみることも視野に入れて考えてみましょう。
ポイントになるのは、仕上がりの綺麗さです。仕上がりにこだわるのであれば、自分でやるよりもプロに頼む方が良いでしょう。しかし、「過程」と「工程」を楽しみ、自分で行ったものへの「愛着」も湧くという良さが自作にはあります。
住宅の設計や塗装、内装工事の一部を自分でやることでのコストダウンを進める書籍やメディアがありますが、一般的にはおおよそ現実的ではありません。その理由は、必ず他の工事進捗と同期をとって行う必要があることと、必要なスキルレベルが比較的高い、という点です。しかし、外構工事は大部分が「自分のペースでできる」ことと見た目はともかく「機能を満たしやすい」ということ、効果も大きいという点からも現実的なコスト削減の手段と言えるでしょう。
もちろん、予算に余裕があるのであれば出来ればプロに頼むのが確実です。しかし外構工事は住宅そのものの施工における必要な精度とは一線を画しており、多少のミスもその家の「味」として見えることもあります。ですから、外構工事については「覚悟」と「度胸」次第で自作も視野に入れて考えてみても良いかも知れません。
4.「片流れ屋根」は低コスト
片流れ屋根は機能的でデザイン性にも優れた
モダンな住宅にマッチする屋根
木造建築で一番単純な形状の屋根は片流れ屋根です。片流れ屋根で住宅を設計した場合、軒樋を一つとすることが可能となるため、費用の削減となります。しかし、屋根の形状次第で実際の住宅建築費用が削減可能となるかどうかは設計事務所次第です。
屋根の形状について、通常は家全体のバランスを見たりしながら決めていくのが本来の進め方ではありますが、コスト削減を視野に入れて、検討の段階で費用が安くなるかどうかを設計事務所や工務店に確認できれば、費用・コストを抑えることができるかも知れません。