Top > 住宅取得のためのコストを抑えるポイント > 建築コストを抑える ~ 廊下を出来る限り排除する
< 建築費用・コストを抑えるポイント >
住宅建築コスト・費用を抑える具体的な方法
6.廊下を出来る限り排除する
廊下を無くし、居室を広く取る間取りで
無駄なく有効なスペース活用を
廊下の長い、もしくは広い住宅は、その分居室の広さが狭くなることは当然の話です。居室の面積を変えずに住宅を建てようとした場合に、廊下が増えるほど施工面積/建坪が増えることになってしまいます。廊下の面積についても通常は「坪単価」に含まれるため、施工面積が同じであれば居室の広さを十分に取ることで、過ごしやすい部屋にすることができるでしょう。しかし、だからと言って廊下の幅を極端に狭めたりするような設計も考え物です。あくまで廊下とは「暮らしの導線」であり、使いにくいものにしてしまっては廊下の意味がなくなってしまうのです。
最近では、廊下のない住宅やスキップフロアの住宅などもありますが、これらは造り次第では廊下のコストをカットし、十分な居室空間を得ることのできる有効な住宅ともなり得ます。ライフスタイルに合わせて廊下の面積を考えてみるのもコスト低減の方法の一つでしょう。
7.水回りを集約する
水回りの工事は、通常の居室に比べ手間がかかること、施工に必要な材料が特殊かつ多岐にわたることもあり、複数の箇所に分散して水回りが配置されるとその分建築コストがかかることになります。例えば配管などは複数個所に水回りを配置するとその分の長さが余計に必要となり、コストが増大します。
当ページ内、施主の立場での住宅設計 ~ 水まわりは一箇所に集中でもコスト面のみならず、暮らし易さの観点からも水回り集約が重要であるとご紹介させて頂いておりますので一度ご覧ください。
水まわりを集約すると、家事の導線も集約される傾向にあり、毎日の火事導線が非常にやり易くなる効果も出てきます。しかし、水まわりの集約は古くから考えれてきた先人達の知恵と言っても過言ではないくらい重要です。そのため、重要であるが故に現代でも住宅の設計に携わる者であれば常に意識して設計するファクターの一つでもあるため、他のコスト削減要素とは異なりそれほど過剰な心配は必要ないかも知れません。が一応、意識しておいて頂ければと思います。