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住宅建築コスト・費用を抑える具体的な方法
13.シンプルな照明器具を選ぶこと
照明は明るさを優先して、コストを抑えられる
シンプルなタイプがおすすめです
通常、住宅一軒を建てるにあたり、必要となる照明の数は想像以上に多くこれらの照明を賢く選ぶことでコストダウンが図れます。
では、まず照明を選ぶ上で最も大切なこととは何でしょうか?それは「適切な明るさ」です。本当に当然のことをわざわざ書いてしまい申し訳なくも思うのですが、「照明」を選んでいるにも関わらず意外とないがしろにされるのがこの「明るさ」なのです。まず、適切な場所に適切な明るさが供給可能な照明器具を選ぶ必要があります。よくありがちな照明選びでは、「デザイン性」を重視して選択することが多いのですが、まずデザイン性よりも最優先なのは明るさであるということを覚えておいてください。住宅の明るさは非常に大切で、家の中の雰囲気が明るさ次第で「ガラッ」と変わります。
では、十分な明るさを得ながらも、シンプルで費用のかかり難い照明を選ぶ必要があるのですが、これにはダウンライトやスポットライトを効果的に設置することを検討してみてください。これらの照明には、どのような部屋ともマッチする一体感があり、コストも凝った照明と比べれば削減可能です。主張しすぎないシンプルさとコスト面でも優位な照明を選択することでコスト削減を検討してみましょう。
14.システム家具使用も視野に入れて
大工や技術者に依頼する造作家具はそれなりに費用がかかるものです。このコストを抑えるためには予め設置可能なシステム家具を利用するのも有効な手段です。先に述べた2.家具は全てを造作するくらいの気構えでと真逆のことを言っているように聞こえるかも知れませんが、そうではありません。あくまでも家具は「造作家具で全てをまかなう」くらいの気構えで問題ないのです。
システム家具とはそもそも、既製品のパーツを組んで家具を造り設置できるもののこと。つまり、予め準備された「複数のパーツ」から部屋の用途に合わせてパーツを組み合わせて家具として使用するのです。
部屋そのものにカスタマイズした造作家具ほどの小回りが利かないことは確かですが、上手くシステム家具を導入出来れば、パーツ自体は複数生産されているものなので、造作家具と比べてもコスト面で有利となるはずです。
しかし、システム家具を導入するということは、その部分に限ってはある程度「家具に合わせた使い方」となってしまうため注意が必要です。組み合わせを行ううえでも、極力従来の要件に近いイメージになるよう意識しながら、使いにくい形状や機能でないかどうかを確認することは必須です。上手く要望に合う形でシステム家具が出来そうであれば、積極的に採用することも視野に入れた検討を実施すると良いでしょう。
システム家具を選ぶコツは、出来る限りサンプルを取り寄せて確認することと、設置に関して家や部屋の雰囲気にもマッチするかどうかを設計士とも確認すること。そして肝心のコスト。この3つを意識してシステム家具を選んでみてください。
15.建具や窓枠に既製品を使用する
各居室における窓の役割をきちんと整理して
適材適所を実現する
理想とする住宅の窓は、十分な採光を得つつもプライバシーが守られ、防犯性が高く、カーテン等の設置も(極力)不要な窓です。当サイトの理想とする住宅の一つの姿は「カーテンが不要な家」です。しかしこれを実現しようとすると、既製品では賄いきれないことが多くあります。具体的には極力高い位置に大きめの窓を設置する方法などがありますが、既製品でそのような窓は少なく、既製品にこだわるとなるどなかなか実現が難しくもあります。
しかしだからと言って、家の中の窓すべてをオーダーメイドの窓とすることはコスト的にも苦しい選択となってしまいます。ですから家の中の重要なポイント、つまり窓の存在感・役割の大きな部屋、「リビング」や「ダイニング」には多少コストをかけても理想とする窓を採用する前提で設計し、その他の部分「寝室」や「子ども部屋」、「廊下」等の箇所では既製品を使用してコストを削減する、というような取捨選択を行う必要があるでしょう。